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New work / April 2012

“A LIFE OVER someone’s LIFE”
2012
Katakiri-Bori (Chasework), acrylic, chinese ink, chicken's feather on
aluminum plate
35×35cm
題名は「君の命の上に僕の命は成り立っている」 という意味です。
作品にはイスラム教の儀式の為に〆られた鶏の羽を使用しております。
私も2羽の鶏を〆させてもらいました。コーランが唱えられる中、鶏の首元の頚動脈にナイフをあて僕の手や腕に血がしたたり流れる中、命がスゥーっと抜けていくのを五感で感じる事ができました。
人間を含め地球上の全ての生物は単体では生きていくことはできません。現在の自分は生きているのではなく、生かされているのではないかと思うようになってきました。何億年もの長きにわたり生物が繁殖し繁栄し、その上に現在の自分、そして地球上の全ての生物が存在しています。それに植物連鎖が絡んだ複雑な地球上の形態を、その儀式で〆られた鶏の羽を用いて表しております。鳥の羽には、真実を生きているという意味があります。
作品の中心部にはアラビア語で命を意味する الحياة (hayat) の文字を彫ってあります。命というものは文字で書いた文章では、とうてい説明しきれるものではないと思います。現在制作を行っているインドネシアの地においてもイスラム教徒に限りアラビア語が使用されていますが、アラビア語を学んでいない私にはそれが文字というより記号や暗号のように感じます。それが私が感じた命です。
命というものは特別な能力を持っている人以外、たいていの人間は目で見ることはできません。命というものを思慮に思慮を重ねて、目ではない部分で見えてくるのではないでしょうか。
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